気多大社

気多大社は、金沢市中心部から40キロ以上離れている、海に近い羽咋市にあります。時間帯にもよりますが、車で行くと２時間程度かかります。本数は少ないですが、金沢駅から気多大社までの急行バスもありますよ。最寄りの駅はJR羽咋駅。そこからはバスやタクシーを利用して10分～15分ほどで着きます。毎月１日は「ついたち結び」という行事があり、それに合わせて金沢駅から気多大社まで無料送迎バス「花嫁のれん」が運航しています。ただし、予約制で、午前と午後の一便ずつ。タイミングが合えばお得なので、利用をご検討くださいね。

パワースポット、縁結びスポットとして有名な気多大社には、全国各地から観光客が訪れます。車で向かうなら、能登半島の観光地をいろいろ回れるのですが、そうでない場合は周辺観光には不便な立地でもあります。羽咋市の観光には、天候が良ければ、JR羽咋駅東口で貸し出しをしている「レンタサイクル」を利用するという手もありますよ。千里浜なぎさドライブウエイや千里浜レストハウスなどを、マイペースに観光スポット巡りができるのが魅力！気多大社までは30分程度なので、体力に自信がある方は検討してみてくださいね。

由緒正しい歴史のある気多大社。奈良時代には、大伴家持が能登を従業し、本社に参詣した際に、「之乎路から直超え来れば羽咋の海朝凪ぎしたり船楫もがも」（志雄街道をまっすぐに越えて来ると、羽咋の海は朝なぎしている。舟と櫓が欲しいものよ）と詠んだ歌が万葉集に加えられています。能登国が越中国の一部だった時代には越中一の宮とされ、以降、畠山氏・前田氏など歴代の領主からも手厚い保護を受けたと伝えられています。