海野宿

海野宿は、北国街道の宿場町として寛永2年に開設された町並みが残る観光地です。「日本の道100選」にも選ばれた街道沿いの街並みには、江戸時代の旅籠屋造りや茅葺き屋根など、当時の建物が現在も残っており、歴史的な雰囲気を感じることができます。道の中央に用水が流れ、風情を感じられる街を散策しながら当時の生活に思いを馳せてみてはいかがだろうか。

海野宿の中心地にある白鳥神社は、日本武尊の伝説を縁起として、戦国武将として有名な真田氏の氏神として祀られた神社です。そのご利益は、必勝祈願から縁結び、交通安全まで多岐にわたります。そんな白鳥神社では、江戸時代から続く「白鳥祭」が有名。祭り期間中は、山車や太鼓演奏などが行われ、賑やかな雰囲気を味わえます。また、境内には滝や池など自然豊かな景色も広がっており、ゆっくりと散策するのもおすすめです。

海野宿周辺には、地元で採れた食材を使ったグルメや、魅力的なお土産が多数存在します。雇えば、海野宿の歴史ある街並みに溶け込む老舗そば店の「海野宿 福嶋屋」では、こだわりの手打そばと、地元名産のくるみを使った名物おはぎを堪能できます。また、休憩処・物産処の「せせらぎ」には、名産のくるみを使ったお菓子や、海野宿オリジナルの七味まで、魅力的なお土産が揃います。街を散策しながら、美味しいグルメ・お土産に出会えるのも海野宿の魅力です。

海野宿には、寛永年代に建てられた歴史ある建物を活用した「海野宿資料館」があります。養蚕が盛んだった頃の名残も感じさせる建物の中には、東信随一の豪族、海野氏の資料や、養蚕に関する展示など、海野宿の文化や歴史を伝える資料が展示されています。海野宿の街並みを散策して、より詳しく地域の歴史を学びたくなった方は、ぜひ足を運んでみましょう。

海野宿には、歴史ある街並みに囲まれながら、非日常なひとときを過ごせる宿泊施設がいくつかあります。1日2組限定なのでプライベートな時間を過ごせる「海野宿 ふる里館」、伝統的建造物に指定されている建物を1組限定で利用できる「NAGANO branch Hotel」など、海野宿でしかできない、宿泊体験が可能です。