こんぴら温泉

こんぴら温泉の位置する琴平町は、江戸時代より「こんぴら詣で」と呼ばれる参拝者をもてなしてきた宿場町です。歴史ある神社の門前町として古くから栄えてきたこの街にある「こんぴら温泉」は、最寄り駅から徒歩約4分、少し離れた琴平の主要駅からは徒歩約7分のロケーションに位置します。元々は、この地でホテルを営んでいた一人の経営者が掘削を行なったことで温泉が湧出したことから始まり、この湯が他の宿泊施設にも供給されたことで、かつての宿場町は四国有数の温泉街となりました。近年は海外からの観光客も増えており、年間を通して多くの旅行者が訪れる人気の観光地とされています。

琴平町の中心に位置するこんぴら温泉は、四国観光の拠点に便利なロケーション。門前町には、日本最古の芝居小屋「旧金毘羅大芝居（金丸座）」があり、町のあちこちで歌舞伎絵看板を見ることができます。また、周辺には「国営讃岐まんのう公園」や「善通寺」、「丸亀城」「琴弾公園」など、数多くの観光スポットがあり、参道のそぞろ歩きも楽しめる温泉郷です。

こんぴら温泉郷の泉質は、食塩重炭酸土類泉、またナトリウム・カルシウム塩化物温泉です。pH値は7.4から7.8程度でアルカリ性寄りともいえるその泉質に加えて、ラドンを含む天然ラジウム温泉です。泉温は気温によっても異なりますが、19度から25度くらいと優しく、お湯をゆっくり楽しむのに適しているとされています。こんぴら温泉郷の温泉は神経痛を始め、関節痛や消化器疾患、五十肩などにも効果があるそうです。日本人が過去数百年以上に渡って守り続けてきた景色と伝統に思いを馳せながら、ゆったりとラジウム温泉の効果を味わうことができるでしょう。

江戸時代からこんぴら参りの参拝客を迎えてきた琴平町は、金刀比羅宮への参道沿いを中心に門前町として栄えてきました。現在は10数軒のホテル・旅館が立ち並び、大型のホテルや旅館から、こじんまりとしたアットホームな宿まで揃っています。目的や予算に応じて宿泊施設を選ぶことはもちろん、豊富な宿泊プランも魅力のひとつです。おもてなしの文化が根付くこの地に湧いたこんぴら温泉での宿泊をじっくり楽しんでみてはいかがですか？

こんぴら温泉郷の参道界隈に立ち並ぶ宿泊施設のなかには、日帰り入浴が可能な宿もあり、施設によっては讃岐平野を望む露天風呂や貸切風呂が楽しめます。昼食付きプランや客室休憩と入浴がセットになったプランもあり、参拝後の休憩にもぴったりです。繁忙期など、時期によっては入浴時間が変わったり、臨時休業になったりすることがあるので、心配な人は事前に問い合わせるのが確実です。

うどん屋発祥の地として有名な琴平町では、数々の個性的なうどん屋を巡るのも楽しみの一つです。散策中に小腹が空いたら、街のあちこちにあるうどん屋に立ち寄ってみるのも良いでしょう。中には、うどん打ち体験ができるうどん屋もあり、一から自分で作ったうどんを試食するのも旅の醍醐味かもしれません。

パステルカラーのつぶつぶがたくさんトッピングされた、とってもキュートな香川県のご当地ソフトクリーム「おいりソフト」。香川の伝統菓子の「おいり」は、淡い色あいでかわいらしい丸い小さなお菓子のことで、香川県では古くから婚礼の際に配る嫁入り道具として必須のお菓子でした。ひなあられと同じく中は空洞になっていて、口に入れるとすぐにしゅわっと溶けて、品のよいほのかな甘みを味わえます。美味しさとかわいさが抜群のこのご当地ソフトをぜひ味わってみてください！