雪割橋

阿武隈川の渓谷に架けられた雪割橋。高さは約50mあり、橋上から下を覗くと、足がすくむほどの高さを感じます。そんな雪割橋は、秋になると橋周辺が紅葉に覆われ、まるで燃えているかのような風景に様変わりするのです。冬は一面が銀世界となり、阿武隈川に割られた渓谷が目の前に現れます。そんな幻想的な光景を見れば、童心に返ること間違いなし！

雪割橋を訪れたのなら、西の郷遊歩道を歩いて散策するのがおすすめ。全長約3kmほどの散策コースで、四季折々の景色の中を歩くことができます。散策コースの道中には案内板もしっかりと設置されているため、安心して散策を楽しみましょう。落ち葉を踏みしめる音は小気味よく、小さな子どもは大はしゃぎ。コース内には滝も複数点在していますので、その体にマイナスイオンをたっぷり浴びましょう。

西の郷遊歩道には「雪割橋展望台」があり、ここからは壮大な雪割渓谷と雪割橋を眺めることができます。遠くには那須連峰を望むことができる超絶景スポットで、数多くの写真愛好家がその雄大な景色を写真に収めています。深くえぐられた渓谷の姿は、まるでグランドキャニオンのよう。この場所から景色を眺めれば、大自然の神秘を感じられるでしょう。

西の郷遊歩道で人気のスポットが、「熊のすべり台」です。雪割橋駐車場から約20分の場所にあり、特徴的な滝を眺めることができます。高さは約10m、幅約15mの"一枚岩の滝"で、複数の支流がここで交わっているために流れが複雑になっているのです。非常に開放的な景色であるため、"熊"が気持ちよく遊べるものなんとなく分かってしまうほど。それほどの開放感に包まれた滝は必見です。