明月院（あじさい寺）

明月院は1159年、源平の合戦の時代に建てられた明月庵が始まりです。平治の乱で戦死した（山ノ内）俊通の供養として明月庵は建てられました。約百年後の鎌倉時代、第５代執権北条時頼が出家のために最明寺を建立しました。最明寺は時頼の死後に廃絶しましたが、第８代執権の時宗が最明寺跡に禅興寺を創建しました。そして室町時代に禅興寺中興の命を受けた上杉憲方が寺院を拡大し、塔頭も建てました。この時、明月庵は明月院と改められました。昭和初期に禅興寺は廃寺となり、現在まで明月院だけが残っています。

電車で明月院に行くためにはJR北鎌倉駅で下車します。JR北鎌倉駅はJR鎌倉駅の1つとなりの駅です。急行は止まらないので注意してください。北鎌倉駅下車後は案内の表示に合わせて路地を進んでいくと明月院に着きます。手前には鎌倉五山の一つ、円覚寺もあるので、併せて参拝してみてください。車で訪れる場合は、北鎌倉駅近くのコインパーキングに止めることができます。東京の中心地から車で約1時間半です。

参拝料は高校生以上が500円、小中学生は300円です。障害者は無料です。（要障害者手帳が必要です）付添１名も無料です。入口では御朱印を書いてもらえます。御朱印の種類は複数あり、聖観世音菩薩の御朱印やうさぎの御朱印もあります。御朱印代は300円です。